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7月の展覧会ご案内

将積厚子 ラオスファブリック・Ⅱ

2016.7.10(日)~18(月)

Open10:30~17:30(最終日17:00)

 

美大同級生の将積厚子さんは、世界で多くの手仕事が消えてゆく中

まだ伝統的な織や染めが盛んに行われているラオスで、

押し寄せてくる近代化の危機と戦いながら長年それらの研究や支援に当たっています。

日々の暮らしから生まれたCottonやSilk の色・柄・形態、背景にある歴史や文化をご紹介致します。

どうぞお楽しみ下さい。                 前仲万里子

 

  

将積厚子

京都市立芸術大学染織科卒業

1992年  アメリカナボホインディアンの織物調査を手始めに世界の染織調査

1996年  ラオスの染織調査に関わりだす

2001年  ラオス政府と主にラオス南部の後帯織と自然染色についてのフィールド調査

2007年  (在)海外貿易開発協会(JODC)・経済産業省からの要請で ラオスに派遣され ヴィエンチャンの織物学校立ち上げ・カリキュラム作成及び指導養成にあたる

現在   4枚綜こうによる組織織りとテキスタイルデザインを毎年2月ラオス・ヴィエンチャンにて指導

その他 大学やNGOでラオスのレクチャーを実施

 

   

アンティークジュエリー展のご案内

時代を越えて今、楽しむ Antique JewelleryⅢ

Presented by 橋本文子

 2016.6.18(土)~6.25(土) 10:00~17:30(最終日17:00)

 

今年は 蔵王でも季節の移り変わりが速く すっかり初夏の雰囲気に為ってしまいました

梅雨前線もすぐ其処まで来ているようですが 梅雨はもう少し先でしょうか

 

コレクション展も3回目となりました

アンティーク・ジュェリー全般に加えて 今 世界的に人気の高まっている「ネックレス」を沢山お見せ致します

格式の高いものから 夏に向け カジュアルな装いにも合う作品の数々

 

今回も あれこれ知恵を出し合って選んだ 美味しい紅茶とチョッとしたお菓子をご用意してお待ち申し上げます

ゆったりとした一時をお過ごし頂けましたら幸いです

どうぞお運び下さいませ

 前仲万里子

             


佐々木行雄個展 ご案内

森の好きな佐々木さんには 一番相応しい季節

ふとしたご縁で 初めての個展をしていただく事になりました

真面目に描き溜めた作品の数々を 私も楽しみにしております

是非御高覧下さいませ

                              前仲 万里子

YukioSasaki 個展 -絵が描きたい-

2016.5.25(Wed)-5.31(Tue)  10:30‐17:30(最終日17:00)

木々に囲まれたこの場所を訪れると 心の波が静まってゆくのを感じます

どうしても買いてしまう絵をここに飾りたい

何度も通ううちに気づいた想い

今まで沢山描き溜めてきた素描と

これから見つめて行きたい心の世界の絵を 是非ご覧ください

佐々木行雄

2016年展覧会の年間予定とご挨拶

  暖冬傾向とは云え やはり寒い冬でした
  我が家の庭では 融け残った雪の中から枝を伸ばしたマンサクが
  鮮やかな黄色の花を咲かせ始め 春がもう其処まで来ていることを教えてくれています
  ミュゼ マエナカは 長い冬休みを終え 3月13日(日)より 節目となります
  5回目のシーズンを始めます
  是非お運びの上 四季折々の蔵王の自然と作り手達の心意気をお楽しみ下さいませ

                        金縷梅 〈マンサク〉

2016年間予定

● 3/13(日)~21(月) 「和の器Ⅰ 向附」

今村信二(陶)・菊池佳代(陶)・根本裕子(陶)・前仲邦哉(陶/磁)

前仲万里子(磁)・矢萩誉大(磁)

「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録され 多様化 ボーダレスの時代を反映して ラーメン・餃子・焼肉まで 和食に位置づけられるようです <和食>とは?   <日本料理>とは? そこで使われる<和の器>とは? あれこれ考えを巡らせても 答えは曖昧模糊としたままです 昔から 私達が教えられ 与えられて来た「一汁三菜」  やはり此処に原点が有るのではないか?との思いを強くし 生活者として又作り手として <和食>に欠かせない器の事を 改めて勉強してみたいと思いました シリーズ第一弾として 先ず「向附」を取り上げます 世代・ジャンルを越えた六名による 食の解釈・使い方の多様性が浮かび上がって来たら 楽しいものです

 

● 4/9(土)~16(土)

MmeSHIGEKO と 中川由美子による「フランス パリ アンティークレースと帽子」

                      C’est une belle histoire de Paris

 

フランス パリ3区マレ
そこで長くアンティークレース店を開いている
Mme SHIGEKOと東京の帽子作家 中川由美子の2人展です
長い歴史を経た貴重なレースは遠くパリを経て東北に初お披露目です
初日4/9(土)は会場にてアンティークレースやパリについて
お話の花をたくさん咲かせて下さい・・・             中川由美子

 

●5/7(土)~5/8(日) 深瀬道子「春の四川料理の会」

「蜀の犬は日を見て吠える」と言われる位 深い霧に包まれ
陽が出る事の少ない長江上流の四川
その様な土地で育まれた四川料理は 奥深く繊細なものであるのは当然な事です
ディナーでは「白くて辛くない」本来の宴席料理から ランチでは麻婆豆腐に
代表されるようなカジュアルな料理をお楽しみ頂きます

 

●5/25(水)~5/31(火) 佐々木行雄 個展

フラッと立ち寄り常連になった佐々木行雄君 初めての個展です
ストイックに描き貯めた人物クロッキーと心象画を中心に御覧頂きます

 

●6/18(土)~6/25(土) 橋本文「アンティーク・ジュエリー展Ⅲ」

ご好評にお応えし 時代を超えたコレクションの中から
今 この季節に楽しむ嬉しい作品をお見せします

 

●7/10(日)~7/18(月祝) 将積厚子「ラオスファブリック展Ⅱ」

京都・ニューヨーク・ラオスと精力的に世界を股に ファブリックの伝統を研究・指導
現代の生活に活き活きと取り入れる 将積厚子の「第二弾」

 

●9/11(日)~9/18(日) 「その存在を愛でる」オブジェ三人展

大槻智子(陶)・菊田佳代(陶)・前仲邦哉(陶/磁)

陶磁やガラス・ファブリック等の素材で作られながら
純粋な機能としての用途を持たない「オブジェ」
其れでありながら ナニゲに心を満たしてくれる存在
そんな一品を見つけて下さい

 

●10/1(土)~10/8(土) 「佐立るり子 個展」

「お母さん」となって 作品作りに与える母性の影響は如何ほどか?
新しい作品に大いに期待しています

 

●10/28(金)~11/3(木祝) 「やまうちわみ&平間博之展」

横浜でホームスパンや織をコツコツと続けるやまうちわみさん
仙台で皮革工芸の研究指導及び制作をする平間博之さん
お二人の共通点は? ヒョッとして日本の伝統をよく勉強しつつも
「イタリア辺り」に有りそうな感性を感じます

 

●11/23(水祝)~11/30(水)「山中環石彫展Ⅱ」

石彫家としての本来の作品  そして「石」と云う素材を
より身近に愛して頂けるような作品へ
前回から更に一歩深まった石の世界とは・・・

 

●12/16(金)~12/20(火)

「STUDIO K&M・蔵王及び横浜文庫の家のメンバーのよる作品発表会」

 蔵王と横浜のアトリエで仕事をするメンバー達の発表会です
 年齢もジャンルも異なりながら 切磋琢磨する者の勉強の成果
 ご覧頂き ご講評をお願い致します
 3.11震災の後 我が家を期間限定で開放し 楽しい企画をあれこれ考え 多くの方にも
 ご参加頂きたく「ミュゼ マエナカ」をオープン致しました
 作家としての経験しか無く 試行錯誤を繰り返す裡に 節目となる5回目のシーズンを迎えました
 偏に ご支援を賜りました愛好家の方々・日本中から作品を持って後押しをして下さった作家の方々
 そして裏方を手伝ってくれた歴代スタッフのお蔭と心より感謝申し上げます
 今シーズンは 今までにも増して盛り沢山のお楽しみを頂けるよう計画をしております
 どうぞお揃いでお出まし下されば幸いです
 なを 明年度よりは 作家の方々のご希望に もっと寄り添える場にして行きたいと思っておりますので
 どうぞワクワクする様な新しい企画をお持ち下さい
 お待ちしております                          ミュゼマエナカ 前仲万里子

 「和の器Ⅰ 向附」展覧会のお知らせ

「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録され 多様化 ボーダレスの時代を反映して ラーメン・餃子・焼肉まで 和食に位置づけられるようです

<和食>とは? <日本料理>とは? そこで使われる<和の器>とは?

あれこれ考えを巡らせても 答えは曖昧模糊としたままです

昔から 私達が教えられ 与えられて来た「一汁三菜」 やはり此処に原点が有るのではないか? との思いを強くし 生活者として又作り手として<和食>に欠かせない器の事を 改めて勉強してみたいと思いました

シリーズ第一弾として 先ず「向附」を取り上げます

世代・ジャンルを越えた六名による 食の解釈・使い方の多様性が浮かび上がって来たら楽しいものです

どうぞご高覧頂きたく御案内申し上げます

   前仲万里子

           

 

 「蜀犬吠日」と云われ 高い山に囲まれ霧が深いため 太陽を見る日が稀で たまに日が出ると犬が怪しんで吠える

蜀と呼ばれた この長江上流の地で育まれた四川料理は 奥深く繊細なものであるのは当然な事です

ディナーでは<白くて辛くない>本来の宴席料理から ランチでは麻婆豆腐に大表されるようなカジュアルな赤い料理もお楽しみ頂きます

   前仲万里子

『ジュエリー&デコパージュ展』 お礼と休暇のお知らせ

 

 

先週 今年最後の企画<菅原・圓尾二人展>を無事終わらせていただきました

私共では 普段はどちらかと言うと華やかさの少ない展示が多いかもしれませんが やはりキラキラ輝くジュェリーと愛らしいデクパージュは 心踊るものがあり お客様方も大変楽しんで下さいました

本当に有難うございます

先の事になりますが 菅原さんの卓越した技と思いの篭った作品を 第二弾・三弾としてご紹介出来たらと思っております

今後共どうぞ宜しくお願い申し上げます

 

ミュゼ は三月まで冬休みに入ります

暖かくなります頃 又お目に掛かれるのを楽しみにお待ちしております

皆様 よいお年をお迎え下さいませ

  前仲万里子

 

 

 

皿さらサラ展 お礼と12月のご案内

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅葉真っ最中の今月初旬 <皿 さら サラ>展は無事終了させて頂きました

テーマ展と云うものは テーマに沿った作品しかお見せ出来ず 少々地味ですが 作り手は ふと立ち止まって じっくり取り組める楽しい機会でもあります

ご高覧頂きました方々にもご堪能頂けたのであれば 企画者としても作家としても大変有り難い事です

来シーズンは 又 新しいテーマで取り組みたいと思っております

本当に有難うございました

 

 

  前仲万里子

Jewellery by 菅原節子

  Decopage by 圓尾治子  

 2015.12.5(土)-12.12(土) 

open10:30-17:30 (最終日17:00)

 

多摩美術大学で鍛金を学んだ後 イタリアに渡り 名門ジュエラーBUCCELLATI家を生んだフィレンツェで5年間修行なさった菅原節子さんのジュエリー展を 今年の締め括りの催しと致します

本格的で実に見応えの有るお仕事ですので 是非ご高覧下さいませ

 

今回は神戸在住・圓尾治子さんのデコパージュ作品も 併せて展示いたします

プレゼントシーズンには嬉しい小品の数々 お楽しみ下さい

 

 前仲万里子

梅田祐子展 お礼と11月のご案内

        

 

 

展覧会及びワークショップは今月中旬無事終了させていただきました

<大切なパートナー《犬や猫・うさぎ》の梳き毛でフェルトを作る>ワークショップは  梅田さんにとっても初めての経験で 試作をしたり念の為に羊毛を用意等 周到なご準備を頂きました

お蔭様で参加者の方々がお持ちになった種類の違う毛 全てで立派なフェルトが出来上がりました

やはりただの梳き毛が 思い出の作品に生まれ変わって行くのは心躍ることで 皆様とても感激して下さったご様子 楽しい経験をさせて頂きました


                                                                                                                                                                                      前仲万里子

 

 

 

 

 

皿さらサラ展

2015/11/7 Sat-11/14 Sat open10:30-17:30(最終日17:00)

 




 

出品作家

加藤倫子(漆)   桑原信之(木工)   前仲邦哉(磁)   前仲万里子(磁)

 

 

一夜の雨で急に紅葉が進みました

風が吹くと庭の朴の大木からダイナミックに葉が落ちて来ます

東北でも<朴葉焼き>と云う料理は よく供されるのでしょうか?

色々な葉は<皿>の原形  そして今回 私達が制作し御覧頂きますのは・・・・

ジャンルの違う4人の作家が種々の<皿>を持ち寄ります

是非ご高覧下さいませ

 

                                                                                            前仲万里子

楽しいナ!森の同窓会 お礼と10月のご案内

 

先週末 盛況のうちに展覧会を終わらせて頂きました

会期中 先輩 同級生 後輩の作品を 心行くまでユックリ見られたのは 役得と云う所でしょうか?

冷静に足許を見れば 皆70歳前後 まさにシルバーウイークに相応しい 楽しい同窓会でした

 

会期中の大半は 本当に久し振りの好天続きでしたが あいにく震災復興イベントの<嵐>コンサートと重なり 酷い渋滞などで ご不便をお掛けしましたその上 仙台や近隣の方々が混雑を嫌い 遠出を控えられた様で 連日大入り満員とは行かず 残念で 皆様にも申し訳なく思っております

 

賑やかに始まりました後半の企画 これからも続きますので 是非お運び下さいませ

 

 

 前仲 万里子

 

 

 

perspective 梅田祐子 FELT WORKS

2015/10/10 Sat-10/17 Sat   

open10:30-17:30(最終日17:00) ※作家在廊日10日・11日・12日


静寂な風景の中にざわざわとした日常を埋め込む。
風や水の音すらしない無音の世界で時間が
ただ流れていくような表現をしたいと思った。      梅田祐子


ワークショップ(要予約)11日(日)11:00~夕方 
~大切なパートナー(犬や猫)の梳き毛を使ってフェルトを作る~
員10名(残席5名)受講料 及び 材料費・道具代 ¥4000

 

 

 

 

「フェルト」と云うと 何を連想されるでしょうか?

帽子・アクセサリー・小物雑貨等 思い付きますが フェルトを使ってのアートは 日本では見る機会が少ないかもしれない事に 最近気が付きました

身近に置きたい温かみ  是非ご高覧下さいませ

 

 前仲 万里子

 

 

 

 

秋の展示のお知らせ

出品作家

市村禮子(ジュエリー) 川口淳(陶) 瀧尾絹子(ジュエリー)

古川睦子(石版画) 前仲邦哉(磁)  前仲万里子(磁)

八木英樹(陶・漆)  山崎和代(油彩画)

山本加代子(銅版画) 横井智恵子(ガラス)

 

夏休みを終え 9月下旬より秋の展示を再開いたしますのでご案内申し上げます

立秋後 当地は肌寒い日が続いております

戦後70年目に当たり 特集TV番組なども多いですが 自分自身の此の時間も振り返らざるを得ないような夏となりました

今回の<森の中の同窓会>は 特にそれを意識してのものではありませんが 大学を卒業して幾十年 それぞれに楽しい事 辛い事 こもごも胸に迫るものが有る事でしょう

私が卒業しましたのは1969年  70年安保の前年 京都の町では連日のようにデモ隊と機動隊の小競り合いが有り ノンポリの美大生であった私でもボーっとしてばかりも居られない気分でした

その一方 美術の世界は色々なムーヴメントが有り 見たり聞いたりするだけでも心躍るような空気に満ちていました

本当に長い月日が流れました

様々なジャンルで仕事をして参りました私達が作品を持ち寄り それを肴に若い世代の方々と楽しい交流を持てましたら本当に嬉しい事です

19日(初日)にささやかなパーティーを致しますので 作品をご高覧頂くと共に 是非ご参加下さいませ

楽しみにお待ち申し上げます

  前仲 万里子

 

 

残暑お見舞い申し上げます

残暑お見舞い申し上げます

立秋と共に空気が入れ替わり 一挙に朝晩肌寒さを感じる今日此の頃です

 

横浜から当地に移り住んだ頃 夏の初めに 庭の森の中に咲く<姥百合>を楽しみにしたものでした  名前の通り地味な花ですが 近年 それがすっかり消えてしまい寂しく思っていました所 数年ぶりに一本 立派に咲きました

 

この花を見る度に思い出す光景が有ります

まだ息子が小さかった時 日本海側から入り 北アルプスの雲ノ平を縦走し 西穂高を廻って上高地へ下山した事があります

流石小さい子は 目的地が近づくと長い山行にすっかり疲れてしまい 邦哉の大きなザックの上に担がれてしまいました

平らな林道に下って来た時 森の中に実に涼しそうな沢山の<姥百合>が咲き

疲れも吹き飛ぶ様な ある種荘厳な爽快感を味わいました

 

昔の話が出るのは老醜と自戒しつつも もう少し・・・・・

最近 本を読んだり色々な方とお話しをしたりする折 長い年月 積み重ね 経験した事の重さを実感します

若かったら理解出来ない喜びや悲しみが見える様に思います<Photo ;ツリガネニンジン>

 

さて 自分の仕事は?

幾つになっても自分の目指しているモノが何なのか?

相変わらず右へ左へ 暑さの中模索しながら制作し 秋の展示の準備に追われております

冷涼な空気に満たされる頃 又お目に掛かれますのを楽しみにお待ちしております

変わり易い毎日 どうぞご自愛下さいませ

前仲 万里子・邦哉